1月に職場で異動の辞令がでた!4月までに引っ越さないといけない!
など、他の土地への引越しは急に決まるもの。
いざ移住が決まったら、スケジュールを頭の中にたたき込んで素早く、効率よく動けるように準備することが大切です。
ここではなるべく手間とコストをかけずに引越しをする方法について詳しくみていきます。
目次
まずは何より先に引越し先の新居を決めよう!
引越し先の地域で新居を決める
他のエリアへの移動が決まったら、とにかく次の入居先が決まらないと落ち着きません。
ここからは限られた時間の中で「いかに自分の希望に近い新居を見つけられるか」が勝負になってきます。また1〜4月は特に、交渉する余地もなく良い物件からどんどんおさえられていきます。
なるべく早く、自分の条件に近い物件を探しておさえておきましょう。
新居が決まったら、すぐに引越し業者をおさえよう!
新居が決まったら、即座に引越し業者をおさえましょう。
引越し時期までの時間がせまればせまるほど、比較できる引越し業者が少なくなり、安く引越しできる可能性が低くなります。
引越し業者も、時期によっては分単位で空き状況が変わります。
特に、3月〜4月(7〜8月)の土日、特に午前中はもっとも予約しにくく、値段が通常の3倍近くすることも珍しくありません。
可能であれば、
土日を避ける、時間指定なしで探すことでよりコストを下げて引越しすることができます。(大安などの日も混みやすい)ので注意。
早い時期であれば、会社によって値下げ交渉が可能な場合も!
なるべく、希望日で利用できる引越し業者を比較する余裕のあるうちに見積もり比較をしておくことをおすすめします。
まだ引越し業者を決めておらず、コスパを重視したい方は引越し業者の比較サイトもあるので一度ご自身で調べてみると良いでしょう。
いつまでに何をしておくべき?やることリストを作ろう!
引越しが決まったら、多くの「準備」「手続き」を進めていかないといけません。
まずは、頭の中でおおまかな流れを理解しておく。
それだけで「忘れてた!!」と後で慌てることがなくなります。
5分で良いので以下の流れに目を通して、自分用のリストを作っておくだけで効率が全く変わります。
いつまでに何をしておくべきか。
簡単で良いのでリストを作って計画的に進めていきましょう。
引越し1ヶ月前に準備しておくこと
1
大家・もしくは不動産管理業者に退去の申し込みをする※今の住まいが賃貸の場合
契約時の資料には必ず記載がありますが、退去日の一ヶ月前までの申告が義務付けられているところが多いです。引越しが決まったらすぐに退去の連絡を入れましょう。
不動産屋に売却・買取の一括見積もりに出す(※持ち家を売る場合)
今の住まいが持ち家の場合は、「売るか貸すか」決めないといけません。ローンの支払いや引越し先の新居の家賃も含めて、今の家を売ると判断した場合は、なるべく早くに不動産会社の見積もりをとるようにしましょう。
2 転校届けを出す
お子さんがいる家庭は、学区外への引越しが確定した時点で学校(担任の先生)に手続きの申し入れをしておきましょう。
3 粗大ゴミ・大型家具を仕分けしていく
引越しは不用品を捨てるチャンスです。
引越し時に粗大ごみが残っていると追加料金が課金されるケースもありますので要注意。この機会に仕分けをはじめていきましょう。
選別のコツは、
- 新居に必ず持っていくものから選んでいく
- 持っていかないものは家の中のスペースを決めて不用品置き場にためていく
- 不用品置き場にたまったモノたちを「売る」か「捨てる」か決める
→売れそうなものはオークション、売れにくそうなものは不用品買取サービスやリサイクルショップへ、どこにも買い取ってもらえないものは自治体のクリーンセンターへ持ち込む。
こうやって順序だてて仕分けていくと効率よく不用品を処分できます。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機は不用品となれば有料回収になるので、なるべく買取サービスなどを利用して二束三文だったとしても売ってしまう方が楽です。
引越し2週間前にしておくこと
4 電気・ガス・水道など、各契約先への住所変更をする
電気・ガス・水道のほか、定期購入や新聞、NHKなど、契約しているサービスに問い合わせて住所変更の手続きをしておきましょう。
5 新居のインターネット回線契約の確認をしておく
新しく決まった新居が、もしネット回線が付帯していない場合、事前に回線を引き込み工事の予約をしておく必要があります。忘れていたら、工事まで数週間待たされることもありますので事前に確認しておきましょう。
6 使用頻度の低いものの荷物をまとめる
シーズンオフのものなどからダンボールにまとめていきましょう。この頃から古新聞は捨てずにとっておくと後々便利です。梱包用のガムテープも数個準備しておきましょう。
引越し前日までにやっておくこと
7 郵便物の転送手続きをする
8 固定電話の変更手続きをする
9 役所に転出届(転居届)を出す
印鑑を持参し、転出前に届け出を出しましょう。
10 あいさつ用の粗品を用意する
これは、今の住まいから離れる際の挨拶用と、新居に入居する際の挨拶用を用意しておくと良いでしょう。
500円〜1000程のハンドタオルや乾麺、ジップロック、入浴剤、少量のお米など、
誰がもらっても使えるもの、邪魔にならないものを選ぶと良いとされています。
11 ご近所への挨拶まわりをする
12 引越し当日使用するもの以外の荷造りをする
- ダンボールにはマジックで使用頻度に応じてたランクや、使用部屋を書き込んでおくとわかりやすい
- 冷蔵庫の電源を抜いておく(霜取り・水抜きに時間がかかる)
- 搬入の邪魔にならないように家電のコードをまとめておく
- 忘れがちな照明、じゅうたん、カーテン、ベランダのアンテナなどの梱包のタイミングを考えておく
- 引越し当日に使うものをまとめる(目安は2日分くらいの旅行荷造りをイメージ。家族それぞれで持っておくとトラブル防止になる)
【赤ちゃんがいる家庭の引越しのコツ】
- 赤ちゃんが寝てから本格的に荷造り開始する
- ベビーベッドの代わりにバスタオルで代用する
- 引越し当日はおんぶひも(抱っこひも)がおすすめ
- 引越し後、新居に赤ちゃんスペースを作れるように想定しておく
引越しの当日はどうしてもバタバタするので家族内でケンカになりがち。
新居に快く移り住むためにも、当日までの事前準備をしっかりしておくことで心に余裕を持っておきましょう。
引越し当日にすべきこと
13 退去前にガス・電気の立会い
14 引越し業者への搬出指示と新居での搬入指示
15 電気・ガス・水道を使用できるようにする
16 新居周辺のご近所への挨拶
ご近所への挨拶は、可能であれば家族揃って引越し当日にしておくのが無難です。留守の場合は後日あらためて訪れるようにしましょう。
引越し後にやること
17 役所への転入届や免許証の住所変更・自動車ナンバープレートの変更
18 転校先の学校への転入手続き
19 パスポートやクレジット会社などへの住所変更
20 近所の神社(氏神様)へ挨拶のお参り
神社へのお参りは必須ではありませんが、近隣挨拶と同じ気持ちで、「よろしくお願いします」と土地の神様に挨拶するものです。転入先の役所に新住所を伝えて問合せたら、該当する氏神様を教えてもらえます。
【まとめ】
手続き関係は即時できるものや数週間かかるもの等、それぞれです。
前もって自分の契約しているサービスをピックアップして確認しておきましょう。
【究極のコスト削減】なるべく自分でやる
引越し業者を利用しない、という手段を選ぶ場合
- 単身の引越し
- 夫婦だけで近距離の引越し
- 大型家具・家電は全て新調する予定
などといった場合は、引越し業者を利用せずにレンタカーや自家用車、宅急便を利用して引越しする方法があります。
家族や友人に手伝ってもらうのもコスト削減のためにはありがたい手段です。手伝って貰った後には、美味しいごはん屋さんでご馳走するなど、相手が喜んでくれそうなお礼をしましょう。
自分で引越す際のコツと注意点
- 台車、軍手、ゴミ袋、紐、はさみ等があると重宝する
- 荷物は重いもの、大型のものから搬出する
- 不要な毛布やタオルなどを搬出物に巻きつけながら(毛布を敷いて引きずりながら)持ち運ぶ
- タンスや収納ボックスなど、引き出しになっているものは動かないように固定する
- 乗用車の場合は車内スペースが限られるので、ダンボールは最小限にし、リュックやエコバックを使って隙間にどんどん入れていく
- 格安レンタカーで半日5000〜7000程度の軽トラを借りる
- 書籍をダンボールに詰めるのは相当重くなるので注意(箱の補強、複数で運ぶ、等)
- 腰を傷めないように荷物の持ち運びに注意
- 取り付け、設置まで自分たちでできるかどうかイメージする
不用品は捨てずに、売ることで引越し費用を浮かせる
「市場価値は二束三文と言われても、自分にとっては思い入れのあるもの。」ありますよね。
売れるまでの時間はかかるかもしれませんが、ネットオークションやフリマアプリで自分の思い入れをアピールしながら出品すると、意外と希望の価格で売れることもあります。
ただ、出品や梱包・発送の手間などがありますので自分にとって負担にならない程度にやると良いでしょう。
手間をかけるか、コストをかけるか。どうしても両天秤にかけることになりますので、自分の手間をどこまでかけられるか。一度考えてみましょう。
引越しは、工夫次第で時間と費用の大幅カットができる!
引越しが決まったら、やることは山積みです。しかも、ゆっくり迷っている時間もありません。
- 自分流のやることリストをつくる
- 引越し後までのスケジュールを把握しておく
これだけで、無駄な時間を省いて効率よく動ける準備ができるはずです。
便利なサービスも利用しながら、「手間をかけずにコスパの良いお引越し」を実行&実現していきましょう。