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新潟県上越市の住みやすさは?リアルな街の環境
上越市の特徴
上越市は冬とても寒く、日本トップクラスの豪雪地帯といわれる街です。隣の妙高市よりはやや少ないものの平野部でも多い時には100センチを超える雪が積もります。
そんな豪雪地帯の上越市ですが夏は気温が上がります。2018年8月には上越市大潟で観測史上最高の40度を超えるなど最高気温ランキングにも名を連ねる地域です。
人口では新潟市、長岡市に次いで第3位ですが位置づけとしては新潟市、長岡市、越後湯沢、下越についで5番目の位置となります。
上越市は高田と直江津の2つの市街地がありますがどちらも駅前商店街はシャッター街になりつつあり、行政・商店街関係者が活性化に向けて取り組んでいます。
上越市は2つの市街地と13町村が合併した経緯があり、山間部を中心に少子高齢化が進み相次ぐ小学校の統合のほか複式学級となる学校も出ています。
上越市の交通利便性
上越市では、2015年3月14日に長野新幹線の延伸で北陸新幹線が開業した際に元々の駅名から改名した上越妙高駅ができました。
しかし、北陸新幹線の優等列車かがやきは糸魚川駅を含め新潟県内では停車しないため利用の際には長野県、富山県での乗り換えが必要です。
また、上越市内でも直江津以東在住者は越後湯沢を経由する上越新幹線が東京へ出る際には便利になります。
県内唯一2つの新幹線が通る新潟県で唯一両方の新幹線に乗りやすい場所といえます。
新幹線が開通した一方で飛行機に関しては新潟空港が高田から150kmほど離れており利便性が良いとはいえません。
また、在来線は財政的にも厳しい面があったため新幹線開通と同時に第3セクターの鉄道会社による経営に変更されています。
在来線は旧信越本線の妙高はねうまライン、旧北陸本線の日本海ひすいラインともに列車は1時間に1~2本程度で鉄道の利便性も高いとはいえません。
バスも本数はあまり多くなく、公共交通機関を利用するより自家用車を利用する人が多いです。
このことからも上越市は車が必須の地域となっています。
上越市の有名なイベント・観光スポット
上越市は日本を代表する戦国武将のひとりである上杉謙信公の出身地です。
謙信公が居城した春日山城跡をはじめ市内各地にある謙信公像など様々なところで彼にまつわるものがあります。
また、8月には謙信公祭という謙信公にまつわるイベントも実施されます。過去の祭りでは謙信公役に大河ドラマ風林火山で謙信公を演じたGacktさんも担当されました。
また、7月下旬には高田・直江津・稲田地区の祗園祭があり、この祭りは県民俗無形文化財にも指定されています。
そのほか、4月にはライトアップされた夜桜を楽しむことができる高田城百万人観桜会もあります。高田は日本三大夜桜の地とも言われる桜の名所です。
今後期待できそうな注目スポットや都市計画
上越市では2018年7月に日本海側で最大級の大きさを誇る上越市立水族博物館うみがたりがリニューアルオープンしました。
同館には世界最大の飼育数で100羽を超えるマゼランペンギンがいるほか、リニューアル前は夏季限定だったイルカも通年で飼育され季節を問わずイルカショーを見ることができるようになりました。
また、水槽から日本海を展望することができ、夕方になると日本海から夕日を眺めることができる水族館として話題を呼んでいます。
新潟県上越市の治安や子育て環境
上越市の居住環境や子育て環境
上越市では中学生までの医療費が減免されるため子育ては比較的しやすい地域です。
教育環境においては高田駅前に東進衛星予備校の教室があり、ほかの地域に劣らないといわれています。
また、地域内の進学校として県立高田高校があり、毎年多くの国公立大の合格者を出しています。
しかし、大学は市内に県立看護大学と上越教育大学の2校しかなく高校卒業後は進学のため上越を離れる人は多くいます。
医療については県立中央病院が地域内では最も大きい病院ですが、現在皮膚科は常駐の医師はおらず、また眼科も2人から1人に医師が減ってしまったため医療事情としては若干苦しいところがあります。
上越市の子育て世帯へのおすすめ&アドバイス
上越市での子育て世代には高田~直江津の市街地がおすすめです。少子化は進んでいるものの小・中学校の生徒数は一定の規模を確保できています。
また本数が少ないとはいえ在来線もあり、妙高はねうまラインの沿線だと北陸新幹線上越妙高駅まで乗り換えなしで行くことができるため生活面全体で大きな不便はないといえます。
レジャーでは安塚区のキューピットバレイスキー場をはじめ、隣の妙高市ではオールシーズン楽しめるロッテアライリゾートや妙高高原もあり休日に家族で楽しめる場所が近くに多くあります。
田舎というくくりの中ではアウトドアには最適な地域です。ただし、ゲームセンターなどの娯楽施設はあまりありません。
女性の一人暮らしへのおすすめ・アドバイス
上越市で女性が一人暮らしをするなら鉄道駅にできるだけ近いエリアがおすすめです。
上越市内は極端に治安が悪いという地域はなく、治安面ではどのエリアも住みやすいといえます。
しかし、中山間部に行くと当然最寄駅がない場合が多々あるため、市街地から外れると一人暮らしの方は大変です。
特に冬場は山間部だと多いところでは積雪が3メートルを超えるため、毎朝の日課は雪かきから始まり車に積もった雪をのけるだけでも20~30分ほど時間を要してしまいます。
そのため家賃が多少高騰してでも鉄道駅に近いエリアが住みやすいといえます。
上越市に移住する方へ一言アドバイス!
上越市は都市部からは離れており、新潟市に出るにも1時間30分以上かかる地域のため絶対的な利便性を求める人には向いていません。
しかし、自然が大好きで雪が大好きで雪に抵抗がないという方は上越はとてもおすすめできる地域です。
車を持っていて冬は特にスキーを楽しみたいという方は積極的に移住をおすすめします。
隣の妙高市内には複数のスキー場があり、安塚と妙高市をローテションでめぐることもできます。
また、山だけでなく海にも囲まれており地域柄魚も美味しい地域です。
新潟県上越市の評判は?みんなの街クチコミ情報
★★★☆☆ 住めば都。大きな不満はない
上越市は地域全体として治安が良いと感じています。その一方で、買い物や娯楽の面では都市部よりも大きく劣り、市内では県内を中心に展開している原信ナルスを利用するかイオンを利用する人が多いと思います。全国チェーンの店も多いというわけではなく買う商品によってはインターネットでの購入を考えないといけない場合もあります。そのネットでも翌日配達の締切時間が早い場合もあり、買い物という面では非常に不便に感じることがあります。不便な面は多いですが、自然環境は良いと思いますので私自身は上越を気に入っています。(上越市居住歴12年28歳男性)2018/10/1