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横浜市磯子区の住みやすさは?リアルな街の環境
横浜市磯子区の特徴
神奈川県にある横浜市磯子区は横浜市の中でも南に位置している街です。
海に面している東側はIHI(旧石川島播磨重工)や東芝マテリアル、リバースチールなどの企業・工場が多数点在する京浜工業地帯としても有名な場所です。
工業地帯といっても大半の工場は区の東側である沿岸部に集中しており、区の中央から西側は商業施設や住宅街が中心の街となっているため公害などは特に気にする必要はありません。
また、住宅街は沿岸から1km以上離れた高台が中心となっているため水害などの心配もありません。
そして磯子区は、横浜駅や大船駅などの主要駅や国公立・私立大学から近いこともあり、現在ではベッドタウンとしての役割も果たしている区です。
小さな子供がいる子育て世帯から学生、シニアまで幅広い年齢層の方が居住している街でもあります。
横浜市磯子区の交通利便性
磯子区にはJR根岸線、京急線、金沢シーサイドラインの3路線の鉄道が走っています。
区の東側には京急線の杉田駅、JR根岸線の磯子駅と新杉田駅があり、新杉田駅は金沢シーサイドラインも通っており2路線利用可能な駅になります。
区の中央から西側にはJR根岸線の洋光台駅があり主要駅である横浜駅までは約20分程度、大船駅までは約15分程度で行くことが可能です。
また、京急線は羽田空港までの直通運転を行なっているため、約50分乗り換えなしで空港まで行くことができます。
路線バスも主要駅をはじめ広範囲が網羅されており、神奈川中央交通・京急バス・横浜市交通局バス・江ノ電バスが乗り入れを行っています。
北側は横浜駅、西側は大船駅や洋光台駅、南側は金沢八景や鎌倉駅など広範囲にわたって移動することが可能です。
幹線道路の混み具合にもよりますが、大半の路線で15分~20分に1本のペースで乗ることが可能です。
磯子区は公共交通機関が非常に充実しており利便性が高いです。
横浜市磯子区の有名なイベント・観光スポット
磯子区では区を挙げての大きな季節ごとのお祭りなどはありませんが、各町内会ごとに夏祭りや防災訓練などのイベントが定期的に行われています。
旧盆である7月中旬から後半に掛けてはJR新杉田駅周辺でお祭りがあり、露店も多数出て賑わいます。
磯子区のグルメでは、家系ラーメンと呼ばれる横浜豚骨醤油ラーメンが有名です。
今では全国で名前を聞くようになった家系ラーメンですが、その発祥といわれている杉田屋がJR新杉田駅近くにあり、現在でも行列が絶えない店となっています。
行楽スポットとしてはJR磯子駅の西側には横浜フィッシングピアーズ 磯子海釣り施設という横浜市が管理を行っている釣り場が人気です。
ここは1年を通して釣りが行えるため、特に休日は市の内外から多くの釣り人が集まり賑わいます。駐車場やトイレなどの設備も整っているため家族連れにも人気です。
また、JR洋光台駅の直ぐそばには横浜こども科学館という体験型科学館があり、夏休みなどを中心にさまざまなイベントが開催されています。
今後期待できそうな注目スポットや都市計画
磯子区の中央部から西側にかけては、市営・公団住宅・公共機関・駅などの建物の老朽化が指摘されバリアフリー化や新しい商店街のあり方についてなどが区の広報にも掲載されています。
それを受けて、順を追って区の全体をリフレッシュしていくという取り組みが行われています。
また、駅から離れた地域での路線バスの拡大や商業施設の充実なども計画されているようです。
横浜市磯子区の治安や子育て環境
横浜市磯子区の居住環境や子育て環境
磯子区の中央部から西側に掛けては小・中・高校共に多くの学校が点在しています。そのため通学や送り迎えなどで長距離を移動するという事はなく通いやすいです。
しかし、区の東側から中央部・西側へ移動する際は急勾配の坂道を通らなくてはならない箇所が多く、通学路にも指定されているため注意が必要です。
磯子警察署の近くではプロサッカークラブが運営を行っている横浜FCフットボールアカデミーサッカースクール・横浜ベイ磯子校という小学生までを対象としたサッカー教室が開講されています。
丁寧な指導でサッカーを通して人間関係を構築できることから人気のスクールとなっています。
また、子育てに対しての支援も他の区と同様に児童手当・育成医療給付・小児慢性特定疾患医療給付など充実しています。
ただ、総合病院などの医療施設は区内にはたくさんありますが、産科など出産に関する医療施設は少ない印象です。
横浜市磯子区の子育て世帯へのおすすめ&アドバイス
磯子区内で子育てに世帯におすすめの居住地はJR洋光台駅周辺エリアです。磯子区としては最も西側に位置し隣の横浜市港南区との境にあるエリアです。
洋光台駅周辺は古くからの公団や市営団地が建っているエリアですが、最近では区画が整備され新築の分譲住宅が多く建設されており賃貸マンションやアパートも豊富にあります。
また、子育て世帯の生活で重視をしたい小児科病院や小・中学校が磯子駅を中心として半径500メートル以内に複数あるので、いざという時の対応がしやすい環境です。
駅周辺には大型スーパーマーケットや飲食店、公園なども多数あり自動車を使わなくても生活ができるという点もメリットです。
女性の一人暮らしへのおすすめ・アドバイス
磯子区で女性が一人暮らしをするなら杉田・新杉田周辺エリアがおすすめです。
新杉田駅周辺には比較的新しい賃貸マンションやアパートが多く、国道16号線や国道357号線が幹線道路になっているため夜間でも必ず明かりが灯っています。
自動車などの往来も多く、人目に付きやすい場所でもあるため防犯という観点からもおすすめのエリアとなります。
コンビニやスーパーマーケット、飲食店なども比較的多い地域なので生活しやすいです。
一方で滝頭エリアはあまりおすすめできません。滝頭エリアは磯子区の北部に位置し、横浜市南区との境にある場所です。
幹線道路である国道16号線が近くを通っていますが夜間は交通量が少なく、通りを1本中に入ると街灯もまばらで人通りも少ないです。
近隣にはスーパーマーケットやコンビニがあり、路線バスも通っているため日中であれば特に問題はありませんが帰宅時間が遅い方にはおすすめしません。
横浜市磯子区に移住する方へ一言アドバイス!
横浜市磯子区は、周辺の南区や中区のようなきらびやかさや華やかさはありませんが落ち着きがあり活気もある良い街です。
家賃も横浜市の中心部から比べると手頃で駐車場付物件も多く存在します。
また公共交通機関の利便性もよく、主要駅である横浜駅や大船駅までは20分程度、ハブステーションである品川駅までは約40分で到着するためベッドタウンとしてもおすすめの街です。
観光・行楽スポットは街の特性上多くはありませんが、東京湾がすぐ近くにあるため釣り好きの方や海が好きな方にもおすすめの場所です。
横浜市磯子区の評判は?みんなの街クチコミ情報
★★★★☆ 好きな町だから今はここにいたい
磯子区は私が住み始めた頃の街と比べると随分賑やかになったという事が正直な感想です。学生時代には近くにあったボウリング場に友人とよく遊びに行っていましたがそのボウリング場も老朽化に伴い数年前に取り壊されました。新しい建物が建ち、賑やかになっていく一方で慣れ親しんだ建物がなくなっていくのは寂しくも感じます。私は車を所有しているため、近所での買い物で事足りない場合には近隣の区へ出向いていますが、磯子区にはホームセンターや大型のショッピングセンターがないことが唯一の不満点です。(横浜市磯子区 京急線杉田駅居住歴18年35歳男性)2018/10/1